Yosemite HD (via Project Yosemite)
S23 (via Adam Santelli)
“待った甲斐があった新曲がたくさん
――2年4ヶ月ぶりのアルバムなんですね。
【あ~ちゃん】 さっきメイクをしていたときに「不自然なガール」が流れたんですけど、メイクさんが「懐かしっ!」って言っていました(笑)。ライブではけっこうやっているんですけど、アルバムで新曲と並んでみると、聴こえ方が違うんですね。「不自然なガール」は2年近く前の曲だから声が若い。ときの流れを感じました。――僕は「ねぇ」を聴いて東京ドーム公演を思い出しましたよ。
【のっち】 やっぱり聴いてくださるお客さんとかもそうなんですね。わたしも曲を聴くといろんなことを思い出します。「ねぇ」は昨年末にいろんな番組とかで歌ったし、ドームの思い出もよみがえります。
【かしゆか】 曲ってそれを聴いていたときの思い出がよみがえりますよね。匂いとかまでも思い出すことがあります。今回のアルバムがみんなにとってもそうなったら、すごく嬉しいです。――アルバムを早く出したいと思っていたんじゃないですか?
【かしゆか】 めっちゃめっちゃ思っていましたよ(笑)。自分たちが一番待っていた気がします!
【あ~ちゃん】 わたしたちも中田(ヤスタカ)さんのファンなので、「新曲聴きたい!」っていう気持ちが強くあって。前のアルバムを出してから数えて3枚目のシングル(「ねぇ」)を出したときに、「まだシングル?」ってびっくりして。そうしたら4枚目のシングル(「レーザービーム/微かなカオリ」)も出すことになり、さらに5枚目のシングル(「スパイス」)も出すことになり(笑)。わたしたちも早く新しいアルバムを聴きたかったから、お客さんにも「お待たせしました!」です。待った甲斐があったなあっていう新しい曲がまたたくさん生れて、本当に感謝しています。――新曲が素晴らしいです。全体的に柔らかいテイストなのが新鮮でした。例えば「時の針」は、本当に素朴な歌モノじゃないですか。
【のっち】 『⊿』の「edge」とか『GAME』の「GAME」みたいなバキバキの音モノがそろそろ来るかな?と思いながらずっと新曲をレコーディングしていて、「いよいよそろそろだな」と思った頃に「時の針」が来て、「そっちに振り切ったのか!」と(笑)。改めて中田さんってすごいと思いました。
【あ~ちゃん】 柔らかい歌もかわいくなり過ぎずにできる歳になってきたんだなあと、自分では感じています。個人的にもそういう歌が好きなので、それを自分の曲としてステージで歌えるっていうのが嬉しいです。柔らかめにして緩急を付けたアルバム
――「時の針」は異例なくらい生声の歌じゃないですか?
【かしゆか】 そうなんですよ。恥ずかしい(笑)。レコーディングのときは録った歌がどう使われるのかはわたしたちは知らないので、「これは3人の歌を重ねて使うんだろうな」ってイメージしていることが多いんです。だから仕上がったのを聴いて「そこだけソロにされると恥ずかしいんですけど!」みたいなことを思うことがけっこうあります(笑)。そういう点で言うと、今回はなんとなく照れくさい気もする曲が多いですね。――「心のスポーツ」も、かなりナチュラルなテイストの歌モノですね。
【かしゆか】 アルバムを作るときに中田さんやマネージメントのスタッフも含めて話し合いをしたんですけど、その際は「「FAKE IT」みたいな強いタイプの方がアルバムのなかで遊べるし、アルバムだからこそできるものだから、そういうのが1曲は欲しいね」って話していたんですけど、「シングルの曲を並べてみたら、すごく強いテイストの印象がしたから、逆にアルバムの曲は柔らかめにして緩急を付けたんだよ」っておっしゃっていて。だから『⊿』のときみたいな音モノがないんだなあって納得しました。
【のっち】 すごく人間らしいアルバムだと思います。――「人間らしいアルバム」って的確な表現ですね。でも、デジタルなサウンドだったり、近未来のモチーフを盛り込んだりしても、根本はPerfumeの曲ってすごく素朴で人間らしいと思います。例えば今回入っている「MY COLOR」はスマートフォンをイメージできる曲ですけど、一番伝わってくるのはデジタルなクールさじゃなくて、人間同士の温かいコミュニケーション。そもそもPerfumeはライブのMCも素朴ですしね(笑)。
【あ~ちゃん】 中田さんも、関わってくださっているスタッフさんも一流の方々ばかりなのに、ボンクラなのはこの3人くらい(笑)。――ステージだってあんなにカッコイイですし、誰もそんな風に思っていないですよ(笑)。
【あ~ちゃん】 「素朴」っていう良い表現をして頂けると助かります(笑)。いろんな方が素敵な見せ方をしてくださっているけど、この3人自身はすごく普通の人たち。これからもっといろんな勉強をして、様々な感覚や音楽的なことを吸収しないといけないなと思っています。大学もようやく終わったので、どんどんやっていかないと。日常に近い!?ふと口ずさむ感じの歌
――小さい女の子とか、Perfumeに憧れていると思いますよ。
【のっち】 わたしがもし今小さかったら、Perfumeに憧れていたかなあ?
【あ~ちゃん】 この前やったダンスコンテストでも、小さい女の子たちがたくさん応募してきてくれたんですよ。「やろう!」って誰かの家に集まって動画を撮ってくれたんでしょうね。「みんなの学校でPerfumeのことが話題にのぼっているんだ」ってことを想像すると本当に嬉しい。わたしたちがSPEEDさんに憧れたように、今の小さい子供たちにとってPerfumeがそんな存在だったら嬉しいですね。――きっとみんな「昨日の『MUSIC JAPAN』観た?」とか学校で話しているんですよ。
【あ~ちゃん】 そうなんですかね~!『MUSIC JAPAN』のわたしたちなんて、座ってニコニコしているだけですけど(笑)。「もうちょっと働いた方がいいんじゃないかな?」っていう説もあります(笑)。――(笑)「時の針」とか「心のスポーツ」は、とくに小さい子が一緒に歌いやすいかもしれないです。
【かしゆか】 今回は鼻歌しやすい歌がいっぱい入っていますね(笑)。わたしたちもよく鼻歌をしています。
【のっち】 たしかにPerfumeの曲って、今まで鼻歌をしやすい感じのものはあまりなかったかもしれない。
【かしゆか】 「Dream Fighter」を鼻歌するのも変な気がするし(笑)。「レーザービーム」も向かないし、ふと口ずさむ感じではないのかな。今回の歌って、日常に近い感じがいろいろあるのかもしれない。前までは近未来の感じとかが多かったけど。――その変化の理由は、中田さんも語らず?
【あ~ちゃん】 そうですね。でも、それこそ「スパイス」で歌っているみたいに<知らないほうが いいのかもね>だと思います。作詞した人に意味を詳しく聞くのって、愚問だと思うんですよ。書いた瞬間の気持ちがあるんだろうし、その想いは全て歌詞に書き記してあるんだろうし。でもわたし、それを中田さんに一度しちゃったことがあるんです(笑)。「SEVENTH HEAVEN」のときなんですけど。<天国へ>って、急に天国へ行っちゃうから、「なんでですか?」って普通に聞いちゃったんです。そうしたら「まあそれは天国へ行っちゃうくらいの飛んだ気持ちと言うか」って答えてくださったんですけど、今考えたらすごいこと聞いちゃったなと(笑)。中田さんは謎めいたミステリアスな雰囲気があって、わたしたちも詳しいことを聞かない。だからこそ特別な存在でいてくださるのかなと思います。例えば「神様って何やっているのかな?」って調べないじゃないですか(笑)。視聴者さんの感覚と同じように、わたしたちにとっても中田さんはミステリアス。だからわたしたちもとくには詳しいことは聞かないで、自分たちで想像をふくらませて楽しんでいるんです。それで良いんだなと思います。小さい子とかも想像してくれているんですかね?ライブにも新しい楽しさが出てくる
――自由に想像していると思いますよ。あと、言葉の響きの気持ち良さを無邪気に楽しんだり。
【あ~ちゃん】 そういう楽しみ方は抜群だと思います(笑)。中田さんも言葉の響きを大事にしていろんな歌詞を書いてくださっているはずだから。「心のスポーツ」の<ほっぺたにキス>とかも、そういう楽しさがあって。音の響きがバッチグーな曲ばかりです!!物語がちゃんとありつつ、音の響きが音程と合っている歌詞。天才的ですね。――「心のスポーツ」ってタイトルも響きが良いですもんね。しかも<恋はきっと そうねきっと 心のスポーツなんだよねLOVE>って、すごく恋の本質を突いている気がしますし。
【あ~ちゃん】 すごくスタイリッシュな表現ですよね。――歌詞に関して言うと「Have a Stroll」は新しい作風だと思いました。日曜日のお昼のことを時間経過通りにじっくり描いているから。 【のっち】 日記みたいですもんね。
【あ~ちゃん】 「ワンルーム・ディスコ」でもそういう描写が一部あったけど、この曲は全部がそうですからね。
【かしゆか】 女の子をずっと観察しないと生れない歌詞かも(笑)。
【あ~ちゃん】 あら!そういう説(笑)?
【かしゆか】 <赤色の靴>ってすごく具体的だし、<石畳の遊歩道>ってどこだろう?とか思っちゃいますもん(笑)。
【あ~ちゃん】 Aメロは歌詞でいろいろ説明していて、サウンドもシンプル。でも、Bメロで<どおしよう>ってなると、気持ちもサウンドも一気に前へ出てくる感じになる。そこの部分は歌っていてもすごく気持ちが良いです。――こういう新曲がたくさん生まれたから、Perfumeのライブもまた新しい楽しさが出てくる気がします。一緒に大合唱できる瞬間が増えそう。
【あ~ちゃん】 それは嬉しいですね。中田さんにもリクエストしたんですよ。「みんなで楽しめる曲。ホー!って言ったらホー!、イエー!言ったらイエー!って返してくれるような感じが歌の中にも欲しいんです」って。――「メガネ!コンタクト!裸眼!」っていう定番のやり取りだけじゃなく?
【あ~ちゃん】 歌のなかでそういうやり取りがなかったんですよ。「wonder2」くらいで。一緒に歌える曲ってあんまりなくて。「スパイス」もかけ合いができそうですよね。――ライブが楽しみになってきました。あと、シングルで出て、すでに聴き慣れているはずの曲の魅力を改めて実感できるのも、このアルバムの大きな楽しみですよ。例えば「575」ってやっぱり良い曲です。ラップがカッコイイし。
【あ~ちゃん】 ありがとうございます(笑)。――この前KREVAさんとお会いしたんですけど、「イベントでPerfumeと一緒になったときに、「575」でゲストに出てくださいって頼まれて。でも出番の関係で断っちゃったのをすごく後悔したんですよ」っておっしゃっていました。
【のっち】 良い人だあ(笑)。
【あ~ちゃん】 でも、そのときのKREVAさんは、ご本人の出番のステージで「575」を歌ってくれたんですよ。その時のイベントは私たちの出番の方が先。私たちの方が後だったら出て頂くことができたのだと思います。
【かしゆか】 スペシャルゲストで登場!ってなったかもしれない。いつか出て頂けたら嬉しいですね。アルバムタイトル『JPN』に込める想い
――ところで今回のタイトルは『JPN』は、どういう意味があるんですか?
【あ~ちゃん】 スタッフさんとか中田さんも含めて、みんなで話し合って決めました。中田さんが出してくださった言葉なんですけど、それでスッと決まりました。海外にもこれから進出して行きたいと思っていて。日本での活動は絶対にやめることはないですけど、海外の方にも知ってもらって好きになって欲しい。日本の代表として日本の音楽を広めたい。日本を好きになって欲しい。そういう想いがこもっています。だから『JPN』はPerfumeの「日本代表」としての1枚です。こういうタイトルをつけることによって、自分たちにすごくプレッシャーをかけて。まさに「崖っぷちPerfume」(笑)。
【のっち】 本当にそうだ(笑)。
【あ~ちゃん】 でも、そういう気持ちを持つことでもっとがんばれると思うし、そうでありたいとも思っています。だから『JPN』で行きましょう!っていうことになりました。3人とも意見が一致して。あまりにもスッと決まったので、マネージャーはびっくりしていましたけど(笑)。――Perfumeとしての今の大きな目標のひとつは、海外の方に知って頂くことなんですね。
【かしゆか】 東京ドームを終えてから海外に行くことが3回あったんですけど、それまでは海外の方がどれくらいPerfumeを認知していて、好きでいてくれる方がどれくらいいるのか、まったく分からない状態だったんです。でも、実際に現地へ行ってみて、「ライブをうちの国でやって欲しい」って方がいてくれるんだと気がつきました。もともとやりたい気持ちはあったんですけど、行ってもニーズがなかったら意味がないじゃないですか(笑)。でも、そういう声があったから、海外公演の可能性を考えてもいいんだなと、現実感が出てきました。「できるならやってみたい!」っていう気持ちがみんなのなかですごく強くなっています。――Perfumeって日本の僕らにとっても斬新だから、海外の方々にとっても絶対新鮮だと思います。Perfumeが日本代表だったら、日本人として鼻が高いですよ。
【かしゆか】 ほんとですか?嬉しくて鳥肌が(笑)。
【のっち】 わあ(笑)!嬉しいです。がんばろうと思えます。
【あ~ちゃん】 ありがとうございます。パフォーマンスで伝えたいアリーナツアー
――『JPN』は、スケールアップした活動の弾みになると思います。
【あ~ちゃん】 すごくポップなアルバムなので。J-POPとして、ぜひ世界で闘っていって欲しいアルバムなんです。「行けー!伝われー!」っていう気持ちです(笑)。わたしたちも中田さんのファンですし、「Perfumeがんばれ!」って思います。自分たちであり自分たちでないような、そういう不思議な感覚になっています。――来年のアリーナツアーが発表されましたけど、これも楽しみですね。
”
【のっち】 『JPN』が良いアルバムだと本当に思っているので、ここに入っている曲でライブをやるのが楽しみです。ツアーもずっとやっていなかったんですよね。わたしが広島にいた頃、鈴木あみ(現・亜美)さんが来るのをすごく楽しみにしていたことを思い出しながら(笑)。「みんなに会いに行くって大事だな」と思っています。
【あ~ちゃん】 ライブに来てくれるお客さんの当日に至るまでの背景や、どれだけの時間わたしたちのことを考えるのに使ってくれたんだろう?って考えるだけで、涙が出そうなくらい嬉しいです。お客さんの笑顔を見ると、昔のストリートライブのこととか、自分たちでビラ配りをしても1人か2人しかお客さんが来てくれなくて、「こんなにも無力なんだ」って思ったときのことも鮮明に思い出すんですよ。だからこうしてライブをやらせて頂くのが本当に嬉しい。それを毎回感じています。「ありがとう!」って伝えたいけど、お客さんはわたしたちのパフォーマンスを楽しみに来てくれているから、「しっかりパフォーマンスで伝えよう!」って思います。お客さんに毎回勇気づけられて、自信を持たせて頂いています。今回もお客さんそれぞれの背景に心から感謝しながら、しっかりパフォーマンスしようと思います。
【かしゆか】 ツアーは本当に楽しみ。前回のツアーからすごく空いているから、それ以降にPerfumeのことを知ってくださった方も多いと思うんです。メディアの露出も増えてきて、今まで接点のなかったジャンルや年齢層の方がわたしたちのことを知って、好きって言ってくださるようになっている。その方たちに「Perfumeのライブってこういうのだよ」って、Perfumeの全力の姿を観て頂きたいです。
“「ドームを経験したことで、アイデアを行動に移せるようになった」(あ~ちゃん)
前作『トライアングル』から2年4か月ぶりとなる4枚目のアルバム『JPN』を完成させたPerfume。前作が硬質なテクノサウンドを前面に出したクールなダンスアルバムだとすれば、今作は3人の生の歌声も生かした、キャッチーでポップな歌ものアルバムとなっている。初のドラマ主題歌『スパイス』や本人出演のCMソング『レーザービーム』や『ナチュラルに恋して』などのシングル曲とカップリング曲が9曲も収録された、近年ベストのような内容となったアルバムに「海外挑戦」を思わせるタイトルをつけた真意を聞いた。
■前作からは2年4か月も空いてしまいました。
のっち:私たちも早くツアーがしたかったので、ツアーをするためにも「早くアルバム出さないかな~」って思ってました(笑)。でも、すべては中田さん次第なので、1ファンとして、「まだかな~」って楽しみに待ってました。
■ようやくできあがったアルバムを聴いた感想は?
かしゆか:全部の曲がキラキラしてて、めちゃめちゃポップなんですよね。ちょっと悲しい歌詞でも、音がポジティブだったりするので、全体的に明るくて、前向きにさせてくれるアルバムだなって。
あ~ちゃん:私は最初、ブリブリだなって思って(笑)。なんでブリブリなのかを考えてみたら、シングルに入ってた曲が9曲も入ってるからなんですよね。でも、知ってる曲が多いのはいいことだし、1回聴いただけで心にとまる、印象に残るアルバムになったなって思います。
のっち:うわ、濃いな~って思いましたね。例えば、『不自然なガール』は2年も前の曲なので、あまりにも思い出が詰まり過ぎてて。
■例えば、どんなことを思い出しました?
のっち:私は東京ドームでのライブの風景を思い出しますね。ドームは、この2年4か月のあいだって区切らなくても、自分の人生のなかで、いちばん大きな経験だったと思うんですね。『ねぇ』を聴くと、アンコールで歌ったときの思い出がよみがえってくるし、『VOICE』を聴くと、あのときの緊張感まで思い出しちゃいますね(笑)。
かしゆか:ライブが終わったあと、DVDの映像を見ながら、3人でいろんな話もして。もともと、ドームが決まったときは、空間が広過ぎて怖いなって言ってたんですよ。でも、いろんなことを考えた結果、「3人だけでステージに立つ」っていうシンプルなところに落ち着いて。結果的には、いままでのPerfumeを変えずに、シンプルに見せられたのが良かったなっていう話をしたりしてて。
あ~ちゃん:ドームからはまだ1年しかたってないんですけど、ドームを経験したことで、いろんなアイデアが思い浮かんで、しかも、行動に移せるようになったんですよね。
■自分たち発信で動けるようになった?
のっち:そうですね。『GLITTER』のダンスコンテストもそうだし、今年の5月に広島の「ひろしまフラワーフェスティバル」に出させてもらったこともそうだし。
あ~ちゃん:広島の「ひろしまフラワーフェスティバル」は、昔、お客さんが全然いないなか、500円のTシャツで踊ったことがあったんですね。それは、私たちにとっては、できれば伏せておきたい、恥ずかしい過去だったんです。でも、ドームが終わったからには、もう行かにゃいけん! と思って。自分たちを試すっていう意味でも、あらためて、「ひろしまフラワーフェスティバル」に出演して、華やかなステージを見せたいって思った。いままでは自信がなくて、一歩踏み出せなかったところをいま、やっていけてると思います。それは、ほんとにドームをやった経験が大きいし、結成10周年という記念の日に力をもらって動けた1年だと思います。
「大人っぽく見せようという必死感がとれてきた」(のっち)■ドーム公演をへて、ご自身で感じる成長や変化もアルバムに反映されてますか?
かしゆか:かわいい曲を歌っても、作ってる感がなくなってきたなっていうのは感じてますね。アルバムに入ってる新曲は、シングル曲が強い分、柔らかくて優しい曲が多くなってる。クールな印象じゃなくて、自分たちの声が前面に出た曲が多いけど、作ったかわいらしさじゃない、自然体のよさが出てるなって思いますね。例えば、恋愛を心のスポーツに例えた『心のスポーツ』は、いまのPerfumeが歌うからこそ、くどくないかわいらしさが出てるんじゃないかなって思ってて。
■オートチューンが減ってるのは中田さん発信ですか?
かしゆか:そうですね。いつも、できあがって初めて知るんです。「え、このフレーズがソロになるんだ?」とか「意外とユニゾンなんだ?」とか。視聴者の方と変わらない目線で楽しませていただいてます(笑)。
■チャーミングな曲がある一方で、その歌声から大人っぽさも感じたりもしてます。
のっち:大人っぽく見せようという必死感がとれて、余裕が出てきてるんだと思います。アルバムを作る前は、『edge』や『GAME』みたいに、クールでカッコいい曲が欲しいなって思ってたんですけど、中田さんから「バキバキの曲を無理に入れ込まなくても、Perfumeはカッコいいんだよ」って言われてるような気がして。できあがったアルバムを聴いて、少しは大人になったんだな、成長したのかなって思ったりしました。
■地声を生かしたポップなメロディーの曲が増えてますよね。
あ~ちゃん:前作『トライアングル』は、“スン”としたアルバムだったと思うんですけど、今回は、本当に歌ものばかりのアルバムになってて。一部のサブカル好きの方からは「だいぶポップになっちゃいましたね」って残念そうに言われたりもしたんですけど、私はどっちもPerfumeだと思っていて。中田さんの楽曲をJ-POPのなかで勝負していくのがPerfumeだと思うし、どこにでもいける幅のひとつとして受け取って欲しいなって思っています。
■サビのメロがキャッチーでも、トラックはけっこう重めでエッジーなサウンドになってますけどね。
あ~ちゃん:そうなんですよね。ただ、サビが鬼キャッチーだっていうところで、ポップさが増してるんだと思います。そういう意味では、いままで、Perfumeを知ってるけど聴いたことがないっていう方にも聴きやすい1枚になってると思うし、テレビで見たことあるけど興味ないっていう人にも聴いてもらえるといいなって思いますね。
「(世界に)行きたい気持ちが強く出てるってことです(笑)」(かしゆか)
■アルバムのタイトル『JPN』はどうやって決めたんですか?
かしゆか:中田さんとタイトル決めの食事会があったんですけど、いままでにマカオやロスでライブをさせてもらったので、「もっと海外に行ってみたい」っていう話をして。
■この夏には、アメリカ映画「カーズ2」の劇中で『ポリリズム』が使用されてましたね。
かしゆか:ずっと大切に歌ってきた曲なんですけど、自分たちがなにも言ってないところで評価されて、映画に使っていただけたことがすごくうれしくて。あらためて、この曲の力を感じると同時に、Perfumeをまた違う世界に連れてってくれたなっていう思いがあって。「カーズ2」が決まったおかげでロスに行けて、ロスに行ったことで、ロスにもPerfumeのファンの方がいることを知れた。あの映画が、世界の人たちにもっと知って欲しいって思うきっかけのひとつになってますね。
■では、このアルバムを携えて、世界に進出すると考えていい?
かしゆか:行きたい気持ちが強く出てるってことです(笑)。
あ~ちゃん:海外の方にも日本の音楽がカッコいいんだよっていうことを知ってもらえるきっかけに、自分たちがなりたいなと思ってて。日本代表のグループですっていう希望と夢を込めたタイトルになってます。
のっち:いままでもぼんやりとは考えてたんですけど、ドームが終わって、映画「カーズ2」もあった、いまのタイミングで現実を帯びてきたというか。「ドームをやろう」って言ったときみたいな自分たちへの挑戦という気持ちも込められてますね。
あ~ちゃん:でも、だからといって、日本で活動しなくなるっていうわけではなくて……。
■日本ではアリーナツアーが決定してますね。
のっち:ドーム以来のワンマンライブで、ツアーからは2年以上がたっているので、みなさんと一緒に楽しみたいなという所存でございます!
あ~ちゃん:結成10周年の記念の日に、みなさんに集まっていただいたので、次は私たちが会いに行く番だと思って。東京ドームで見せたショーを日本全国のみなさんにも見ていただきたいと思うし、このアルバムを聴いて、いろんな想像を膨らませていて欲しいですね。
かしゆか:いままでみたいな距離感は忘れずに、Perfumeだからできる新しいことにも挑戦したいですね。みんなで笑顔になれる楽しい空間を作れたらいいなと思うし、もう楽しみで楽しみでしょうがないです。
あ~ちゃん:なんか、3人で飛んだりしたいよね。
■ワイヤーアクションがあるって書いていいですか?
あ~ちゃん:え? ……あ、うん……。
かしゆか:「3人で飛ぶ」のあとに「かも(笑)」とつけといてください(笑)。
”
“ニューアルバムは「大人可愛い」
──新作すごく良かったです。これまでの「GAME」や「⊿」と比べると、アルバムの内容が実際の本人たちのキャラクターにとても近付いているように感じました。
あ~ちゃん それはあると思います。等身大というか。
かしゆか 今までのPerfumeは大人っぽい歌だったり、現実から離れた架空の世界の歌だったり、感情だけを表現したどうとでも捉えられる歌が多かったんですけど、今回は誰もが共感できそうな、たくさんの人たちが日常で経験していそうなことが具体的に歌詞になってるなと思いました。特にアルバム用のオリジナル曲はそういう印象が強いですね。
あ~ちゃん ちょっとずつ変化してきてると思います。昔の曲だったら、クールでスッとした歌い方や比喩表現が多い中に、ちょっとした部分に感情的な「愛してる」みたいな言葉があって、そこにすごくグッときていたんですが、最近は日常の出来事をイメージできる曲が多くなってきたので、実際の自分たちに近くなってきたなと感じます。
──それはどうしてだと思いますか?
あ~ちゃん 私たち、そろそろ大人になってきたから、中田(ヤスタカ)さんがそういう方向にチェンジしていってくれてるのかもしれないですね。まあ、ただ単に中田さんの中でそういうのが流行ってるだけかもしれないですけど(笑)。でもただの流行だとして、そこに私たちが乗っかれてるのはうれしいです。中田さんのことは本当に神だと思ってるので。いつでも「中田イズム」を信頼しています。
──「本人たちが大人になったから」ということですが、でも「Take me Take me」「Butterfly」「Kiss and Music」のような大人っぽい曲はなくなって、むしろ可愛らしい曲ばかりになりましたね。
あ~ちゃん そうですね。特に「⊿」の曲はだいぶ背伸びしてましたね。最近改めて「I still love U」のPVを観たんですけど、久しぶりに観たら恥ずかしくて(笑)。まだ若い女の子が精一杯大人っぽくしてるみたいで。もちろん、すっごくきれいに撮っていただいてるし素敵な作品なんですけど、映ってる3人がすごい「少女」って感じなんです。でも今はそうやって「大人っぽくしよう」なんて意識しなくても、もう22~23歳だし普通にしているだけで大人なんですよね(笑)。あのPVを観て「ああ、Perfumeはこんなふうに変化してるんだなあ」って気付かされました。
──確かに「⊿」からもう2年半も経ってますしね。
あ~ちゃん 今回のアルバムにはそういった変化が出てると思いますね。「可愛らしい曲が増えた」とは言っても、幼くなったんじゃなくて「大人可愛い」みたいな感じ。aikoさんみたいな、木村カエラさんみたいな、ああいう歳を重ねてる中で可愛さを出せる人に私はなりたいと思っています。
ユニゾンの曲が増えると苦労するんです
──Perfumeがどんどん変わっていくことを皆さんはどう感じていますか?
あ~ちゃん 私はうれしいです! 中田さんが私たちのことを意識してくれてるのもうれしいし、私たちに興味を持ってくれてることもうれしい。
──わはは! さすがに興味は持ってるでしょう(笑)。
あ~ちゃん そうかなー? 最近、なんかのタイミングで「あ~ちゃん」って呼ばれたんですよ。ビックリして。「えっ? 私の名前知ってるんだ!」って。
──知ってると思いますよ(笑)。
あ~ちゃん でも名前を言ってるのを聞いたことないんですよね。「のっち」って言ったことあるっけ?のっち うーん、あんまりないですね。たまに名前で呼ばれると「あっ! 名前を言った!」って思います。
あ~ちゃん 思うよねー? そういうところで特別感を出せる人ってすごいよね。
のっち そうだね。何をしても特別なことに感じる。焼肉食べてるだけで……。
かしゆか 「ああっ! 焼肉食べてる!」ってなるよね(笑)。普通にみんながやってるようなことをするだけで不思議に見える。
あ~ちゃん そういうのうらやましいねー。中田さんが「かしゆか」って声に出したの聞いたことある?
かしゆか わかんない。そもそも人の名前を呼ばないよね。スタッフさんのことも名前で呼んでるの聞いたことないかな。マネージャーさんくらいだよね。「岡崎さん」って言ってるのだけは唯一よく聞く(笑)。
──でも、Perfumeが思ってる以上に中田さんはPerfumeのことを気にしているんじゃないかと思いますよ。雑誌「MARQUEE」のインタビューで、中田さんが「最近のPerfumeの声はすごくいい」って褒めてましたし。
あ~ちゃん ええっ! どんなことを言ってたんですか?
──「昔は『私の声をもっと使ってほしい』みたいな気持ちが感じられたけど、そういう競争心から解き放たれて声に一体感が出てきた。だから最近の3人の声は合わせるとすごくいいボーカルになる」みたいなことを言っていました。
のっち へえー!
あ~ちゃん うはー!(笑)
かしゆか 私たちの知らないところでそんなこと語ってるんだ(笑)。あっ、だからなんですかね、最近ユニゾンのパートが多いのって。
あ~ちゃん そうそう、ユニゾンがめっちゃ増えて、振り付けのバリエーションがなかなか増やせなくて大変なんだよね。
かしゆか それで私たちはちょっと困っちゃってる(笑)。両手の振りを付けられることが少なくなっちゃって。
──常に3人ともマイクを構えたまま踊らないといけないから。
かしゆか そうなんです。ビデオクリップでしか両手を使って踊れないんですよ。最初にまず、ビデオクリップのために一番理想的な振り付けを作るんですけど、テレビで歌うことになったら「あ、この振り付けできないんだ」ってなることがすごく多くて(笑)。その場で変えていかなきゃいけないから、「GLITTER」とかすごく苦労しました。
あ~ちゃん でもそうは言っても、中田さんが3人の声に特別な気持ちを持ってくれてるっていうのを知れたのは良かったです。愛情を感じます。うれしいです。
かしゆか うん、そんなこと知らなかったね。
カッコよければOK、そして全曲カッコいい──でも確かに「歌声に余裕が出てきた」という中田さんの話はなるほどと思いました。Perfumeは昔よく「ボーカルディレクションで中田さんから『もっと感情を消して』『冷たく歌って』と言われて戸惑った」という話をしてましたけど、以前と比べて最近は感情を表に出して歌っているように聴こえます。
あ~ちゃん 前のアルバムくらいからレコーディングのときに「あまり気難しく考えないで楽しく歌おう」って意識を変えたのはあるんですけど。でもそれを中田さんに見抜かれてたって、恥ずかしいね(笑)。
かしゆか 意外と気付いてるんだねー(笑)。
のっち すごい! 面白い!
あ~ちゃん 声だけから感じ取ってくれたっていうのが本当にすごいなって思います。だって特に顔にも出してないし、そういう意見を言ったわけでもないのに。
かしゆか すっごい恥ずかしくなってくるー(笑)。
あ~ちゃん なんかやだー(笑)。
──アルバム用に作られた4曲はどれもボーカルのエフェクトが薄くて生声に近いですよね。特に「時の針」と「心のスポーツ」はソロパートがあるせいか、より生っぽく感じました。
あ~ちゃん エフェクトは薄くなってますね。私たちはあとで加工されると思って歌ってたので、できあがった曲を聴いて「わ、生だ!」ってビックリしました。しかも声を重ねるんだと思ってたらソロで。
のっち そう! 3人が一緒にユニゾンで歌うと思ってたよね。こっちの勝手な勘違いなんだけどさ(笑)。
あ~ちゃん そうやって中田さんの手のひらで踊らされてるんですかね(笑)。このボーカル、聴いていて結構ドキドキしますよね。かしゆかの「時の針」の歌い出しとか、すごいドキッとする(笑)。声にエフェクトがかかるのが当たり前だったから、あえてエフェクトをかけないっていう、そういう「Perfumeがいい意味でみんなの期待を裏切る」みたいな中田さんの押し引き、すごい好きです(笑)。
──エフェクトが薄くなって自分の声がそのまま使われてるのってうれしいものですか?
のっち どうだろう? 曲によって一番ベストなエフェクトのかけ方を毎回その場で決めていってるんで、その曲に対して一番いいエフェクトであれば、私はなんでもいいっちゃいいんですけどね。カッコよくなるんであればOK。そして全曲全部カッコいいし。でも、やっぱり「時の針」はちょっと恥ずかしかったです(笑)。あの曲はかしゆかのソロパートから始まるってのが良かったですね。聴くたびに「子供かっ!」ってツッコミたくなるんです(笑)。
──でもこれを聴いて、「声も大人になったんだな」って思いましたよ。
かしゆか えーっ! 本当ですか? びっくり!
のっち あははは(笑)。生声が聴けるっていうのは久々だから。
あ~ちゃん 「彼氏募集中」以来?
かしゆか いや、そんなに前じゃないでしょ(笑)。
あ~ちゃん 「Baby cruising Love」とか「Twinkle Snow Powdery Snow」なんかも、ソロで歌ってるところは3人の声の違いが結構わかるよね。中田さんって「絶対ここは大事!と思ってたところをあえて抜いちゃう!」みたいな抜き差しがうまいんだと思う。私たちも毎回心を揺さぶられています(笑)。
「edge」みたいな曲がなくてもライブできるよ!
──今回のアルバムには「GAME」や「edge」のようなヘビーで攻撃的な曲がなくなりましたね。
のっち 入ると思ってたよね。かしゆか 最初にアルバムを作ろうって話になったときに、私たちからもリクエストしてたんですよ。
──やっぱり「GAME」や「edge」はワンマンライブでの見せ場の1曲になってましたしね。
かしゆか そういう遊び心がある曲って、アルバムの中の1曲だからこそできるんだと思ってたから、アルバムを作るなら入れてほしいなって言ってたんですよ。「FAKE IT」もシングルのカップリングだからできた曲だと思いますし。そしたら中田さんから「入ると決まってるシングル曲を並べてみると、シングルの曲が全部強いから、アルバムとしてのバランスをとろうと考えると、新しく作るのは強い曲じゃなかったんだよね」って言われたんです。でもアルバム全曲を通して聴いたら納得しました。「あ、確かになくていいかも!」って。
──シングル曲が多いから、ベストアルバム的な内容になるんじゃないかと予想していたんですが、聴いてみたらアルバム全体で1つの作品として面白いものになってますよね。
あ~ちゃん わあ、うれしい。中田さんがちょっと遊んでくれました。新しくミックスしなおした曲が2曲あって、「不自然なガール」もちょびっとだけアレンジが変わってるので、そういうところでアルバムならではの特別感が出てると思います。「edge」みたいな曲がなくてもライブできるよ!っていうところを、今度のツアーでは皆さんに見せていきたいですね。
──アリーナツアーは今回が初めてですね。
あ~ちゃん さいたまスーパーアリーナさんは会場を目一杯広げたスタジアムモードでやるので、すっごくたくさんの方に来ていただけると思います。あと、広島公演はグリーンアリーナなんですけど、あそこは広島に住んでた頃から本当に夢の会場だったんです。あのステージに立てる人って本当に指折り数えるくらいしかいないんです。だから自分たちもそこに立てるアーティストになったっていうのがすっごいうれしいですし、すっごい緊張しています。
──ワンマンライブは東京ドーム以来ですから、ファンの期待もかなり高まってると思いますよ。
あ~ちゃん 本当は年内にツアーをやりたかったんですが、今年はいろいろあってちょっと延びてしまって。ようやく皆さんに会いに行ける機会をいただけたので、しっかりリハーサルしてライブに臨みたいと思います。
タイトルを「JPN」にしちゃったからもう後には引けない──最近は海外でも活動する機会が増えていますが、その活動を通して自分の中で変わったことはありますか?
あ~ちゃん いろいろ行かせていただきましたー。
かしゆか 東京ドームが終わってから本当に急に増えたね。マカオに行って、ロサンゼルスに行って、韓国に行って。目に見えて何か変わったことはまだないんですけど、海外にもPerfumeを知ってくれてる人がいるんだっていうことを改めて知ることができたので、今まで自分の中で考えていた枠にとらわれないで、もっと幅広く新しいことにも挑戦できるんだなっていうのは感じました。
──例えばどんなことに挑戦してみたいですか?
かしゆか まだ具体的には考えてないんですけど。何かあればお話ください!っていう感じです(笑)。
あ~ちゃん お仕事待ってます!(笑)
──「JPN」っていうタイトルから「世界進出を意識してるのかな」なんて思ったんですが。
かしゆか やっぱり、海外に行ったことが自分たちの意識に大きく影響を与えてるなと思いますね。次にどのタイミングで海外に行くことになるのかはわからないけど、そのときにお客さんが手に取るアルバムは何かって考えると、これになるのかなって。だって次のアルバムをいつ出すのかはまだ何も決まってませんからね。「JPN」っていうタイトルはわかりやすいし、「日本から来ました」っていうことをアピールできるかなって思ったんです。
──なんだかPerfumeが昔スペースシャワーTVでやっていた「グラミー賞への道」というコーナーが、リアルなものになってきたのを感じますね(笑)。
あ~ちゃん わあー、思いださせてくれますね(笑)。
のっち 懐かしいー(笑)。すごいぶっ飛んだコーナーでしたよね。
かしゆか あれは番組の方が用意してくださった企画だったんで、自分たちでは「グラミー賞ってどういう賞だろう?」みたいな感じだったんですけどね(笑)。
あ~ちゃん でもまあ「夢は大きく」だと思います。ランキングや賞が全てじゃないと思うんですけど、評価されてそういうのをいただけるのは本当にありがたいことだし、きっとお母さんたちもすごく喜んでくれるし。こういう賞っていうのは私たちだけに与えられるものじゃなくて、Perfumeを支えてくれてる皆さんへの賞でもあるから、そういうものをいただけるグループを目指すのは、1つの夢として持っておくのはいいかもしれませんね。
──今まで次々と夢を実現させてきたPerfumeだから、もう次に何が起こってもおかしくないなと思ってます。
あ~ちゃん 私たちのCDは日本でしか売られていないのに、海外に行ったら向こうの人が曲を知ってくれてて「どこで聴いてるんだろう?」ってびっくりしたんですよ。自分から知ろうとしないと知れない状況で、私たちのことを知りたいと思ってくれてる人がこんなにいるんだって感激して。だから今後はそういう人たちに向けてのリリースもしてみたいです。あちらではダウンロードが主流らしいんで配信とかでも。
──いいですね。
あ~ちゃん 「JPN」っていうタイトルにはそういう思い、夢、希望が込められてます。「世界に行けたらいいなあ、行きたいな、じゃあ行こうやよ! 行こっ!」みたいな感じ。アルバムタイトルにしちゃって、後には引けないようにして自分の首を絞めるというか(笑)、そうやって今まで言霊を信じ続けてきたので。
Perfumeフェスティバルをやってみたい
──これから新しくやってみたいことは何かありますか?
あ~ちゃん プロデュースをやってみたいですね。
──え!? 誰かほかのアーティストのですか?
あ~ちゃん いえ、ホットビューラーとかを作りたいんです。化粧品とか美容関係のものがすごく大好きなんですよ。性能が良くて、かわいいもの、「これがあったらいいのになー」ってものを形にしたいです。きっと女子はみんなそう思ってると思うんですよ。あとは靴も作ってみたい。
──それはいずれ実現できそうですね。
あ~ちゃん あとは自分たちが主催のフェスとか。Perfumeフェスやってみたいです。
──Perfumeフェスをやるとしたら、どんな人に来てもらいたいですか?
のっち えーっ! 内緒! 言いたくないです!(笑) 私の中でいつか本当に呼びたいと思ってる人がいるんですけど、これは実現するまで楽しみにしててください。
あ~ちゃん 私はマキシマム ザ ホルモンさんがいいです。
のっち ホルモンさんはマストで。あの人たちは本当にすごいから。
かしゆか 絶対楽しいよねー!
あ~ちゃん あのお客さんたちと「チョコレイト・ディスコ」をぶわーっ!みたいな。
のっち 腹ペコどもと一緒にね(笑)。
かしゆか わー、やばいやばい(笑)。あ、私はKREVAさんと一緒にステージに出たいです。
あ~ちゃん それめっちゃいい!
かしゆか KREVAさんは今まで「575」とか「Baby cruising Love」をライブでやったりカバーしてくれてたんですけど、同じライブイベントに出てもなかなか共演できなくて。もし私たちが主催するならKREVAさんと念願のコラボで、一緒に「575」を歌いたいです。
──豪華ですね(笑)。
あ~ちゃん あとは子供番組の歌を歌ってみたいですね。私たちのPVを観て泣きやむ子供がいるって話、すごくよく聞くんですよ。私、小さい子が大好きなのでそれがすっごくうれしくて。だったらNHKの「みんなのうた」みたいな歌を歌いたいなって。振り付けは小さい子が真似できるようなものにして。
──今回のアルバムだと「時の針」は「みんなのうた」で流れそうな曲調ですよね。
かしゆか うわー、今「みんなのうた」で流れてるところ想像しちゃった(笑)。(番組ナレーションの声マネをしながら)みんなのうた。
のっち (番組ナレーションの声マネをしながら)時の針。
かしゆか あの番組で流れる曲って意外と意味が深かったりしますよね。
あ~ちゃん 子供向けなのにたまにすっごい卑劣な感じの歌詞ありますよね。「殺してやった!」みたいな。びっくりする(笑)。
──じゃあ、ぜひ次は中田さんにそういう感じの曲をリクエストしてみてください(笑)。
のっち えっ! そっち!? 「殺す」のほう!?
あ~ちゃん 私たちは優しい歌がいいです(笑)。
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“ 日々の通勤時間が気になるのはどこの国も同じなようで、
英国のEconomistが実施した世界13カ国、1万人以上のサラリーマンを対象にした
通勤時間調査がありましたのでご紹介します。
調査によると最も平均所要通勤時間が長い国は中国で42分
逆に最も短いのはカナダで22分という結果になりました。
この調査の中に日本は入っていないのですが
以前ご紹介した記事にて総務省によると男性の場合79分、女性は66分という結果でしたから、断トツで世界一と言えるかもしれません。
調査対象国の一覧は以下の通り
1. 中国(42)
2. インド(39)
3. ベルギー(37)
4. ドイツ(33)
5. メキシコ(31)
6. フランス(31)
7. イギリス(30)
8. 南アフリカ(28)
9. オランダ(28)
10. オーストラリア(27)
11. スペイン(26)
12. アメリカ(23)
13. カナダ(22) ”